世界最古の物を集めてみた(随時更新)
最新の物は更新され続けますが、最古の物は永遠に更新されません。
世界最古の物はWikipediaの「世界最古の一覧」に載っています。
ここでは上記に載っていない物を集めてみました。
- 最古のCM
「アメリカは、ブローバの時間で進みゆく」("America runs on Bulova time,")とのアナウンスが流れる10秒だけのシンプルなCMです。
credit:https://mashable.com/2013/08/01/first-tv-commercial-bulova-video/
ちなみに日本における最古のテレビCMは、時計メーカーの精工舎(現・SEIKO)が1953年8月28日に放映しました。本来は正午を知らせる時報として流される予定でしたが、フィルムが裏返しにセットされるというハプニングの為、同日の夜7時に改めて放送されました。
世界最古の写真は、1825年ごろに撮影された『Un cheval et son conducteur』(馬引く男)と言われています。こちらは日光の反射により作り出した像を土瀝青という光を当てると科学変化を起こす物質に焼き付けるという手法を利用していました。版画撮影には時間を要し、8時間から20時間の間とされます。あまりにも露出時間が長いため、建物や静物など動かないものの光景しか写すことができず、あまり実用的なものではありませんでした。
credit:Wikicommons
- 世界最古の映像
1895年、パリのリュミエール博物館で公開された映画「工場の出口」が世界に残る最古の映像です。時計の技術を応用して、連続写真が撮影でき、同時に映写もできる機械「シネマトグラフ」により撮影されました。水の入ったフラスコをレンズ代わりにし、光源は当時街灯に利用され始めたアーク灯を使用しています。
- 世界最古の物語
credit:WIRED
2020年、43900年前の“物語”が、インドネシアの洞窟で壁画として見つかりました。
壁画が発見されたのは、スラウェシ島南部の人里離れた洞窟。イノシシやスラウェシ島固有種の水牛「アノア」が異様に小さい猟師の一団と対峙している様子が、全長4.5mにわたって暗赤色のみで描かれています。
この壁画の左端に添えられた暗赤色の手形のステンシルは、古代の芸術家のサインのようにも見えます。この洞窟の北東部にある入り口から差し込む太陽の光が、床上3mの高さに描かれた壁画を照らします。
この洞窟は20mもの高さの崖にある洞窟で、簡単に足を踏み入れられる場所ではありません。
島民の生業を描いたと見られるこの壁画は、フランスのラスコー洞窟(15500年前)よりもずっと古く、世界最古の物語と考えられています。- 世界最古のチーズ
credit:GIZMODE
古代エジプトの墓を発掘している途中で見つかったのは、3200年前のチーズでした。
化学分析によると、ハードチーズの一種であり、ヤギ、ヒツジ、そして奇妙なことにアフリカスイギュウ(現代のアフリカでは飼育・搾乳されない、一般的に家畜と結びつかない種)からの乳を混ぜて作られていました。塗り広げられるほどに湿気ていて味は濃く酸味が強いそうです。